柳生の里は奈良市だった。

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柳生と聞いて思い当たるのは、柳生十兵衛、柳生石舟斎。男心をくすぐる剣豪ですよね。なんとその柳生の里が奈良市だった。と知ったのは最近の夕方のニュースにて。どうも桜も新緑も良い場所の様です。少しリサーチすると面白そうなので、さっそく妻と愛車に乗って行ってきました。

奈良市から大体30分くらいでしょうか、少し走っただけで心地よい里山に風景が変わります。市営駐車場に愛車を停めまして、まずは「一刀石」を目指しました。こんな感じの森の中を進みます。

道中、天の石立神社の鳥居が鬱蒼とした森の中に、ひっそりと現れます。鳥居をくぐります。

巨大な岩々が鎮座しておりました。天の石立神社は巨石をご神体とされており、手力男之命が開いた天の岩殿扉が空を飛んでここに落ちたという伝説がある自然信仰の貴重な神社です(天の石立神社の看板参照)。って古事記ですよね。いやー、興味深いです。

さらに少し森を進むとありました、一刀石です。綺麗に割れている。というよりはまさに刀で切ったかのようですよね。一説によると柳生新陰流の始祖、石舟斎が天狗を相手に剣の修行をしていて、天狗と思って切ったのがこの岩だったと伝えられている(一刀石近くの看板参照)。いやー、おもしろい。

来た道を戻りまして、次は旧柳生藩陣屋跡へ。桜の名所とありました。今は新緑できれいです。真ん中のモニュメントは井戸ですかね。

最後は柳生の森へ。森と言いつつ、柳が一本、田んぼの真ん中にございました。大昔、誰かが杖を立てていた。その杖から芽が出て柳の大木になり、柳生という地名となった(柳生の森近くの看板参照)。とのことでした。こういう伝承をきちんとその場に書いてくれている柳生の里。楽しめました。

そして、この時期ならではの気持ちの良い風景。ありがとうございます。

ほかにも、家老屋敷やしょうぶ園など見所があるようで、また良い時期に来させていただきます。

奈良市にて。

FUJIFILM GFX50R, GF63mm F2.8 R WR, Adobe lightroom, developed with Classic Neg.

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