頭塔を訪れたことはありますか?

写真

以前、入江泰吉記念奈良市写真美術館に行く途中、ならまちを東に抜けた辺りに、”史跡・頭塔”という大きな案内板が出ており、気になっておりました。涼しくなってきた頃合いで、妻と散歩がてらカメラを持って行って参りました。

頭塔へのアクセスは、”あーとさろん宮崎”さんを訪れ、協力金300円を納め、鍵を開けてもらうことから始まります。素敵なご婦人に快く対応していただきました。ありがとうございました。

この南京錠を開けていただきました。うーん。この時点でわくわくしますね。

階段を登り、まずは右手へ。見えて参りました。頭塔です。

頭塔は、土で築かれた、方型七段の塔。767年に東大寺の僧実忠が土塔を築いたという記録があるそうです。仏舎利を納める仏塔と考えられております(史跡頭塔保存顕彰会パンフレット参照)。

このように瓦があるところには石仏が配置されており、そのお姿を見ることができます。石仏が作られたであろう1200年前にぐっと引き込まれたような感覚。

では、来た道を少し戻り、先ほどとは逆の道へ進みそちらからも眺めてみます。途中、光を浴びた石仏に思わず目がとまります。

こちらからはぐるっと頭塔の周りをまわるように道が整備されておりました。

こちらからも見事な石仏を見ることができます。

頭塔、そして石仏。1200年以上前の世界へと時間旅行をしたような気にさせる、素晴らしい史跡でした。これが街中にぽつんとあるのも面白いところです。

ありがとうございました。

奈良市にて。

SONY α7cⅱ,FE 28-60mm F4-5.6, Adobe lightroom, developed with FL.

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